2013年

10月

05日

映画『世界一美しい本を作る男』

著名な作家や写真家に愛されているドイツのシュタイデル社。世界で一番美しい本を作る会社と称賛されているそうだ。映画は、その経営者ゲルハルト・シュタイデルの姿に迫ったドキュメント。

10月4日にイメージフォーラムでヴィヴィアン佐藤さんと飯沢耕太郎さんのトークショーが行われるということもあり、観に行ってみた。

「iDubai」の写真家ジョエル・スタンフェルド氏とのやりとりはコメディタッチで面白かったけど、ドキュメントとしては少し物足りなかったかな。申し訳ないけど。。。

もう少し職人気質のシリアスな場面が欲しかったし、本作りに関しても専門的な掘り下げが欲しかった。さらに場面によって解説を入れたりすれば、もっと凄さが伝わってきたような気がする。

印象に残ったのは、シュタイデルさん自身の幼児体験(子ども時代に絵本の役割が3時間で終わってしまったところ)部分。やはり幼児体験は人生に大きな影響を与えてしまう・・・もちろん幼児体験がすべてではないけれど。

ヴィヴィアン佐藤さんのブログで映画の紹介がされているのを読んだが、あの映画でこんな文章が書けてしまうのはスゴイ才能だなぁ。。。途中から話の方向性が変わってきている気もするんだけどね。。。

ひとつ言えることは、シュタイデルさんの仕事ぶりは、まさに彼自身の生き様の具現化だと思ったし、オレの思っているアートそのものだったと思う。

多分、映画に物足りなかったのは、監督サイドの主張(意図・願望・願い)が感じられなかったことなんだろうなぁ。。。正しいドキュメントの在り方っていうのはわからないけど、作り手の意志が曖昧なものはどうも好かない。

もちろん、オレの方が監督の意図を感じ取れなかった可能性も大いにあるんだけどね。


<参考リンク>
●公式サイト
http://steidl-movie.com/

●ヴィヴィアン佐藤さんのブログ
http://ameblo.jp/yukai-viviennesato/entry-11627131777.html