太田由美さんの『虹色の蜘蛛の糸』〜完成までの3日間

長い前置きだけど、お付き合いを

 

9月21日(土)に『こどもフェア2013』がセシオン杉並で開催されます。

これは基本的にファミリーをターゲットにした地域イベント。高円寺地域区民センター協議会の主催で長年行われてきたものです。

昨年は「大人と子どもで創る地域コミュニティ協議会」との共催で行われ、協議会のメンバーだった『ハート〜』は、展示室でアート空間「だいすき杉並!」をやらせてもらいました。※昨年の様子を参照→(facebookページのアルバム

ああ、なんだか前置きの説明が長いですね。

今回は事情もあり、高円寺地域区民センター協議会と高円寺『ハート・トゥ・アート』との共催という形で行われます。

今回はシッカリと団体名を出しての共催ということもあり、よりアート色が濃くなったイベントとなります。

そんなこともあり、セシオン杉並の施設管理の方々のご理解もあり、施設入口に大きな布絵を飾らせてもらうことになりました。

多分・・・というか、これは間違いなくセシオン杉並では初めてのことです。

入場ゲート的なものを作るなんて、イベントでは当たり前のことですが、公共施設での地域イベントの場合、そこまで許されることは少ないんです。手間も、お金もかかることですから。

あ、ちなみに材料費とかは行政負担じゃないです。『ハート〜』の負担です。

べつに「『ハート〜』が金出してるんだぞ!」ということを言いたいのではなく、「税金を使っているわけではないよ」と言いたいだけです。

こういうことをやると、行政に対して「税金をこんなことに使うな!」的な苦情があったりすることもあるようです。

『ハート〜』自体、ガチガチのアート領域で活動をするのがメインではないので、いろんな部分でアートってのは理解されにくい存在なんだよなぁ。。。なんてことを感じることも多いですね。

前置きが長くなってしまいましたが、要するにセシオン杉並の施設入口に大きな布絵を飾らせてもらうってことは、私にとっては快挙なことだし、アートなことなんです。

こういったことが広がっていけばいいよなぁ。。。なんていう願望も込められています。

さて、本題。。。


 

今回も太田由美さんにパワーをいただきました(初日)

 

前回に引き続き、太田由美さんには多大な協力をしていただきました。

今回の「こどもフェア2013」は個展とバッティングしてしまい、当日参加は無理。。。そんなこともあり、昨年の巨大壁画に引き続き、大型布絵作品で登場してもらうことを依頼しました。

この作品が完成するまでの3日間の様子を簡単にお伝えしますね。
※太田さんも作業の流れや作品に対する想いを書かれていますので、そちらもご覧になってください。下部分(3日目)の文章内にリンクあり。


まず初日。

布絵のサイズは「8.5m×2m」程度。

作業はセシオン杉並の展示室で行われました。

使用する布の色は、黒!

最初は「ピンクとか赤かな?」と思っていましたが、太田さんのセレクトは意外でした。結果、キリッと引き締まる作品に仕上がりました。

布は日暮里で購入。黒布といっても種類はたくさんあります。けっこう布選びは大変だったんですが、最終的には値段も許容範囲で、非常に質のいい布と巡り会えました。

作業は布を縫い合わせる作業から。たかが直線縫いですが、8.5mもの長さだとかなり大変。私がマチ針を抜き差ししながら、太田さんが縫い続けるという流れ。

ついつい雑談に熱中して、私はマチ針を抜き忘れてしまうことが何度もありました(汗)。

描き作業に入る時点で、私は四谷のアートコンプレックスセンターへ移動。

偶然にもこの日は美楽舎「マイコレ展」の搬入日でした。「マイコレ展」では太田さんとロッカクさんの襖絵を『ハート・トゥ・アート』コレクションとして出展しました。

無事に搬入を終えてセシオンに戻ると、動物らしい形が。

太田さんは大きな脚立を何度も上り下りしながら作品をチェックし、描き続けています。サイズが大きいので、全体イメージを確認しながらの作業です。けっこうな運動量だったんじゃないかと思います。

初日は全体の大まかな構成ができあがったようです。

 

なにかがハジけた? 「まるっ!」ポーズで締め!(2日目)

2日目は午後からの作業。この日はスタートとラスト以外は別行動。

滅多に会わないから、情報交換というか、雑談というか、話が尽きなくなってしまい、作業が進まなくなってしまうので(笑)。

最後の記念撮影のハジケ具合いは最高でした。いくつかのポーズを載せちゃいました。小さい写真なので、わかりにくいのがミソです。

攻撃的な動物の前に、すーっと降りてきた「虹色の蜘蛛の糸」(3日目)

ついに作品が完成。タイトルは「虹色の蜘蛛の糸」

 

今回の作品づくりは太田さんの作家人生にとって大きなターニングポイントになったんじゃないかと思います。

太田さんもチラリとブログで触れていますので、そちらを読んでもらうのがいいです(2013-08-22 「虹色の蜘蛛の糸」http://www.dareyanen.com/yumi/lang.html)。

『ハート〜』をやってきて、いいことも悪いこともあるけれど、このような場面に立ち会えたことだけでも幸せなことです。

かけがえのない記憶として残っていくでしょうし、10年後、20年後に太田さんを語る上で欠かせないエピソードになるかもしれません。

最後はどうしても作品を入れて二人一緒に写真を撮りたかったので、●●の人にこっそりお願いして記念撮影しちゃいました。

3日に渡る制作は無事に終了。作品は私に託されました。

9月21日、セシオン杉並がどんな風景になるのか楽しみです。

さらに昨年描いてもらった巨大壁画は、セシオン杉並ホールのステージ背景で使ってもらうことも確定しています。舞台での展示がどんな効果をもたらすのか予測がつかない感じですが、非常に楽しみです。

この日、太田さんは西荻窪「Mu-Hung(ムーハン)」で個展『結び目』を開催中。そして新宿駅でも息子さんとのコラボの作品が展示されています(HEARTOKYO)。詳しくは太田さんのホームページをご確認ください! http://yumiohta.com/

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